日本酒をより楽しむための盃の選び方
目次
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1. はじめに
日本酒の楽しみ方は、味や香りだけではないのをご存知でしょうか?
盃やおちょこの形によって、同じ日本酒でも味や香りの感じ方が変わってきます。
青森県の伝統工芸品である津軽びいどろの盃は、職人により一つ一つ丁寧に作り上げており、その様々な形状と美しいデザインは、日本酒の良さをより引き立ててくれます。
今回は、盃の形とその特徴について、津軽びいどろのアイテムを交えながらご紹介いたします。
2. 盃の形状と特徴
1) 丸みのある下重心の盃
特徴
下重心の形状が日本酒の香りを盃の中に閉じ込めます。そのため、空気中には広がりにくいものの、日本酒を口に流した時に日本酒の風味とともに、より香りを楽しめる形状です。
津軽びいどろのおすすめ盃
津軽びいどろ 酒器仙 果の風
青森県を代表する銘酒のひとつ、八戸酒造の「陸奥八仙」とのコラボで誕生した盃です。「ピンクラベル 吟醸」の魅力からインスピレーションを受けた商品。下膨れの形状は日本酒の香りを溜め、外広がりの口部が芳醇な味わいを引き立てます。
津軽びいどろ 盃12ヶ月コレクション 11月初冬
「盃12ヵ月コレクション」は一年間の各月をイメージして作られた全12種の盃シリーズ。寒椿を連想させる赤色の色ガラスに金箔をちりばめることで花々の華やかさ表現しています。
2) 筒状で高さのある盃
特徴
高さのある形状により、鼻との距離ができ、比較的香りは感じにくくなります。また、口元が狭いことで、日本酒の舌に触れる面積が少なく、すっきりとした風味を味わいやすい形状です。
津軽びいどろのおすすめ盃
津軽びいどろ 酒器仙 常の緑
「果の風」と同じく酒器仙シリーズの一つ、「常の緑」。陸奥八仙「特別純米」からインスピレーションを受け、開発されました。八角形の口部が特徴となっており、角に口を付けるか、辺に口を付けるかでも味わいの感じ方が変わり、いつものお酒の新たな一面をお楽しみいただけます。
津軽びいどろ 盃12ヶ月コレクション 12月冬銀河
盃12ヶ月コレクションの「12月 冬銀河」。白く覆われた白銀の世界。陽の光に反射してきらきらと舞う細氷を、金箔で表現しています。
津軽びいどろ 盃12ヶ月コレクション 6月梅雨晴
盃12ヶ月コレクションの「6月 梅雨晴」。梅雨の雨空が続く中、少しの時間だけ顔を見せる晴れ空を緑や青の色ガラスで表現しています。
3) 平らで飲み口の広がった盃
特徴
平らで浅めの形状の平盃は、酒を広範囲で口に流し込むため、舌全体で味わうことができます。繊細な味わいの日本酒にピッタリの盃です。また、広い口元で日本酒が空気に触れやすく、香りをふわっと、まろやかに感じさせてくれます。
津軽びいどろのおすすめ盃
津軽びいどろ 爽華 金彩盃 夏影
自然が織りなす日本の美しい色合いや情景を映しとった「爽華(さやか)」。「夏影」は夏の澄み渡る青空の光と木陰の落ち着きを様々な青の色ガラスと金箔で表現しています。
津軽びいどろ 爽華 金彩盃 月明
「月明」は満月に照らされてキラキラと光り輝く海を黄色、緑の色ガラスと金箔で表現しています。「爽華」シリーズの商品は木箱入りのため、ギフトにもおすすめ。贈る方をイメージした色合いで選んだり、季節に合わせて贈るのも素敵な演出ですね。
津軽びいどろ ねぶたあかり 盃 墨 sumi
ねぶた祭りの闇夜に浮かぶ巨大な人形灯籠、威勢のよい祭り囃子、踊り子であるハネト(跳人)の華やかさを表現した「ねぶたあかり」。鮮やかな色彩を縁取り、力強く描かれた墨の線を盃に写しとりました。ひねりが加えられたデザインも魅力の一つです。
3. 徳利・片口をプラス さらに日本酒を楽しもう
日本酒を楽しむ要素は、盃だけではありません。津軽びいどろでは様々な色、デザインの徳利や片口もご用意しております。日本の四季や美しい情景を表現した酒器と一緒に、是非お好きな盃で日本酒をお楽しみください。
津軽びいどろ 徳利 ねぶた流し
津軽びいどろ 盃コレクション 片口わたゆき
津軽びいどろ HANABI はなび金彩片口
4. 終わりに
盃の形状にこだわることで、日本酒をさらに深く楽しんでいただくことができます。津軽びいどろの四季彩色豊かな盃を使って、ぜひ素敵な一杯とともに憩いの時間をお過ごしください。